剛ちゃん

　
和歌山県と大分県の県鳥はメジロである。
背中は緑色で、目の周りに白い輪がある事からメジロの名が付く。
くちばしは細く、動作は機敏で、椿などの蜜を吸う。
冬にみかんを庭の枝に刺しておくと食べにやってくる。
椿の赤い花に頭を突っ込んで蜜をすっている姿はとても愛らしい。
鳴き声はピーピーと澄んで、姿は緑の葉と同化してなかなか見つからない。
野鳥では番いで見かける事がある。
今は野鳥保護で飼えないが、小学生のころはお店で売っていた。
竹籤でできた籠の中をせわしなく動き回る。
餌は、はこべらをすり鉢でペースト状にし、練り餌と混ぜて与えた。
「きな粉の匂い」がしたものだ。
＜目白押し
枝に複数羽並んでとまることから、多人数が押しあって並ぶ事を「目白押し」という。