剛ちゃん

雑学や小話５２

ジェラシー
　
赤ちゃんに嫉妬するとは思わなかった。
赤ちゃんが生まれた途端に妻は母にもなった。
可愛い赤ちゃん、自分もうれしいに決まっている。
赤ちゃんは泣くのが仕事、昼夜分かたず泣きまくる。
それで赤ちゃんに１日２４時間かかりっきりとなる。
妻の視線が赤ちゃんに集中するにつれ嫉妬も覚えた。
こっちも向いてくれ。

赤ちゃんはおっぱいを飲む時、飲まない方の乳房を乳の出がいいように手で揉む。
→心配するな、お父ちゃんに抜かりはない。
　　 その手を離せ、１個よこせ！

ダイオキシン

　
子供の頃、校庭の片隅にゴミ焼却炉があった。
今はダイオキシンを排出するとのことで撤去されている。
ダイオキシンとはポリ塩化ジベンゾダイオキシンと言う化合物の仲間を意味する。
プラスチック等の石油製品を低温で燃やすと発生する。
ごみを燃やすと、ダイオキシン以外にもPCB・HCB・PAH等の有害物質が発生する。
呼吸に限らず、ダイオキシンが付着した牧草を食べた牛や
水に溶けたダイオキシンを摂取した魚を食べることも体内取りこむ主要因である。
食物連鎖の上位に位置する大きな魚程、凝縮された高濃度のダイオキシンが含まれる。
空中や食物から体内へ取りこまれたダイオキシンはPCBと同じく体内で分解しにくく
脂肪の中に蓄積されていく。
さて、ダイオキシンの数少ない体外への排出方法が母乳である。
結果として、流産や先天性異常の子供、癌、等の弊害をもたらす。
授乳する時の女性の満ち足りた時間に危険が潜んでいます。
女性は日頃から生活環境や食物内容への注意を怠ってはいけません。

→参考
■ベトナム戦争での枯葉剤
ダイオキシンはベトナム戦争でアメリカ軍がジャングルに撒いた枯葉剤に入っていた。
その後のベトちゃんドクちゃんに見るように、生殖に関わる様々な悲劇を生んだ。
アメリカに帰った帰還兵にも癌などの深刻な健康被害を与えた。
■セベソ事件
１９７６年、イタリアのセベソで起きた農薬製造工場の爆発でダイオキシンが空中に
ばら撒かれた。ダイオキシン汚染された７３６人の地域住民は疎開までして避難した。
ヨーロッパでは「化学のヒロシマ」として知られている。
■ウクライナ選挙
２００４年、ウクライナ大統領選挙運動中にユーシェンコ氏が食べた食事には
何者かからダイオキシンを混入されていた。
反ロシア路線を説き、ＥＵ加盟を目指す理由で暗殺されかけたのだ。
吹き出物で腫れあがった顔の映像がとても痛ましかった。
■カネミ油症事件
１９６８年、北九州の米ぬか油を製造する会社で
パイプにできたピンホールの穴からPCBが混入した。
油を食べた人の皮膚が黒ずんだり、吹き出物の他、胃腸や呼吸器系の障害を生んだ。
また、皮膚が黒ずんだ胎児性中毒のあかちゃんが生まれるなどの悲惨な被害も出た。
胎児性中毒のあかちゃんが自分の身代りとなったと悲嘆にくれる母や、
母乳で中毒となった我が子をかき抱いて自分を責める新聞記事が載っていた。
■ラブ・カナル事件
１９７６年、アメリカのラブ・カナル地区に住む住人が健康を害したり、流産や先天性異常
の異常増に気付いた。調査した結果、２５年前にフッカーという化学工場が
産業廃棄物を地中に埋めたことが原因と判明した。
その後、１３００人余りが汚染地区から立ち退くこととなった。

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