剛ちゃん

雑学や小話３５

お城

　
お城・・・熊本城の武者返し、名古屋城の金の鯱鉾
外観は優美でとても美しい。
さて、築城に当たっては血なまぐさい話がある。
完成後、大工の目を抜く、石垣に人柱を埋める。
理由は設計図を口外されない為である。
殺す前にはご馳走を振る舞った。
負け戦の事も考慮されている。
井戸にまつわる怪談（番町皿屋敷など）を流布して
井戸に人が近づかないようにした。
将軍がこっそり抜け穴から逃げる為に。
今、井戸には大抵金網がしてある。
底には横穴があり城外へと続く。

パン

　
小学生の頃、「ああ、無情」という本を読んだ。
ジャン・バルジャンは貧しくて食べるものがなく一切れのパンを盗んで捕まった。
服役を終え、街の教会で銀食器を盗んだ。
再び捕まったが、牧師は「盗まれたのではなくて彼に与えた」と警察に伝えた・・・
ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」である。

読み終えた後、ずっと不思議に思っていた。
冒頭の「パンを買うお金がなくて店で盗んだ」という下り。
「パンが無ければごはんを食べればいいのに」と思っていた。
「パンを買うお金が無かった」とは、
「お米を買うお金が無い程に貧乏」と気付くのに数年かかった。
自分にとってパンはおやつであり、それ以上でも以下でもなかった。
「欧米の主食はパンである」との案内が欲しい。
損をした気がしたので、始めから読み返した。

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