東北地方で発生した地震、津波、原発事故は目を覆うばかりの惨状である。
災害に遭っても食糧配給に行列を作る日本人に誇りを感じる。
北国に住む人達の忍耐強さに頭が下がる。
自分だったら心が折れそうである。
自然の前に人間が無力であると改めて感じる。
自分もできる事、節電などに努めよう。
さて、雑学４９で書いた「プルサーマル」である。
福島第一原発の３号機はプルサーマル発電である。
ＭＯＸ燃料というプルトニウムを使った危険な燃料棒で発電している。
＜日本のプルサーマル原発
２００９年１２月：九州電力、玄海原発３号機（日本初）
２０１０年０３月：四国電力、伊方原発３号機
２０１０年１０月：東京電力、福島第一原発３号機
２０１０年１２月：関西電力、高浜原発３号機
→半径２００Ｋｍで円を描くと日本のほぼ全域を覆う。（地図参照）
今度の災害で福島第一原発から半径２０Ｋｍ内エリアから住人が集団疎開をした。
家があっても帰れない。
原発の安全神話はやはり詭弁だった。
４月２日のニュースで、福島第一原発２号機ピットのコンクリートにひびが入り
放射能汚染水が海に漏れ出ている、との報道発表があった。
不謹慎な発言で恐縮だが、３号機でなくて不幸中の幸いである。
農業だけでなく、海に漏れ出た汚染水で漁業までもが危殆に瀕している。
＜核燃料プール
福島第一原発の４号機は屋上に使用済核燃料棒が１５３４本も沈んでいる。
使用済みでも水での冷却を怠るとむき出しの燃料棒はメルトダウンする。
プールが倒壊しなかったのも不幸中の幸いである。。
原子炉内の燃料棒だけでなく一刻も早く地下深く埋めて欲しい。
＜魔法のランプ
自衛隊員が瓦礫の中から偶然、魔法のランプを発見した。
ランプをこすると煙とともに魔神が現われた。
魔神「ご主人様、お礼に望みを一つだけ叶えてあげます。」
隊員「これは有難い。では地震と津波で廃墟と化した街並みを元通りにしてくれ。」
魔神は困った顔をして言った。
「完全に破壊されています。全知全能の神でも復興は不可能です。諦めて下さい。
ご主人様、申し訳ありませんが別の望みにして下さい。」
隊員はがっかりした。
少し考えて「では、原発を修理して近隣住人が戻れるようにしてくれ。」
魔神はこれを聞いて言った。
「・・・・・地震と津波で破壊された廃墟をよく調べてみよう。」
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