剛ちゃん

電気の発見と生産

　ディラックのδ関数
　　　過去　　　　　　　現代　　　（未来）

▲電気の発見
ボルタは「ボルタの電池」で直流を発生させた。（１８００年）
エルステッドは電流が流れると導体の周囲に磁界が発生する事を発見した。（１８２０年）
　そこで科学者は「磁界があれば電流が流れる」と考えた。
　 しかし、磁界が静止している状態では電流は発生しなかった。
ファラデーはコイルに磁石を出し入れすると電流が流れる事を発見した。
  電気は磁束の変化を妨げる方向に発生する。１８３１年、電磁誘導を発見！
▲▲化石エネルギーによる電気エネルギーの生産
電気文明社会を大型発電機で実現させた。
石炭・石油・天然ガス・ウランの燃焼で得た水蒸気を利用する。
水蒸気（運動エネルギー）をタービン翼に吹き付けて電磁石を回転させる。
電磁誘導によって外周のコイルに交流電流を発生させる。
▲▲化石エネルギーを除く自然エネルギーによる電気エネルギーの生産
①水力発電
水の落下（位置エネルギー）でポンプの羽根車を回して電磁石を回転させる。
発電効率は高いが河にダムを建設しなければならない。
②太陽光発電
半導体を利用した太陽電池で光を電気エネルギーに直接変換する。
機械的な可動部分が無いので発電効率は高いが出力は低い。
③他に風力発電、地熱発電、潮力発電、バイオマス発電、など
■電気と鉄と石炭の関係
発電機には電磁石を作るための鉄（磁性体）が必要である。
電気を送電・蓄電するのにもやはり鉄や銅が必要となる。
さて、鉄を生産する時は先ず鉄鉱石を溶かすことから始める。
超高温を発生させる為に石炭を乾留してコークスを作る。
よって、電気文明を支える鉄（製鉄）には石炭（コークス）が必須である。
■電気エネルギーの通信への応用
ベルが有線電話を発明した。→有線通信の発展
マクスウェルは電気と磁気を電磁気として統一して電波の存在を予言した。
ヘルツが電波の存在を実験で確認した。
マルコーニは船舶無線電信を商用化した。→無線通信の発展

エネルギー問題
http://hooktail.sub.jp/energy/energyIntro/

＜産業革命と人口爆発
蒸気機関によって石炭は熱エネルギーから力学的エネルギーに変換された。
その後、化石燃料として石油や天然ガスも発見された。
化学肥料や農薬の発明、農業の機械化で食糧生産が増え、
さらに医療の発達で地球号の人口は爆発的に増加した。
今日の人口爆発は化石燃料の消費によって支えられている。
言いかえると「化石資源の枯渇は飢餓と同義」である。
今、人類は化石エネルギーを一瞬の内に消費しつくそうとしている。
限りある資源を目の前にして、人類の文明に未来は存在するのだろうか。
＜エネルギー争奪戦
尖閣諸島の周辺海底に眠るメタンハイドレードを中国が奪う為に領有権を主張する。
中華思想の中国共産党が１３億超もの人民を飢えさせないために
化石燃料を求めて他国と衝突するのは当然の帰結である。
エネルギー確保のために口減らしする最も効果的な対象は日本である。
尖閣諸島での覇権主張は中華思想を実現するためのほんの序章に過ぎない。
＜チベットとウィグル
漢民族と文化・民族・宗教も違うのに中国は独立や自治を認めない。
認めない理由は「地下資源が豊富にある為」である。
自国内でもエネルギー確保の為に力で覇権を主張する。
こんな中国を品格の無い国と笑って済ませられない。
中国は１００年１０００年スパンで国家戦略をかけて動いている。
日本は地下資源を商社に任せて輸入に頼っている現状に
国家として危機感を持たなければならない。
日本はかつてアメリカを始めとするＡＢＣD包囲網で経済封鎖され、
やむなく太平洋戦争へ突入した苦い過去がある。
外部からの圧力で破滅への道を再び選んではならない。
海外で中国の真似をしろとは言わないが中国を見習い、
国家としてエネルギー確保の長期展望を示さなければならない。
＜最悪のシナリオ
偏狭な民族主義と宗教に名を借りた化石燃料争奪の第三次世界大戦は避けたい。
今日の戦争は核が絡むので一旦核爆弾の発射ボタンが押されると勝者も敗者もない。
かつて人類より遥かに長い期間、恐竜が地球上を闊歩し支配・繁栄していた。
ある日の隕石衝突で地球上の太陽光が遮られ植物は光合成ができず気温も低下した。
植物が死滅して草食恐竜がそして肉食恐竜が絶滅した。ゲームのリセットである。
智恵ある人類は核戦争でゲームをリセットしてはならない。